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蟹座 【大蟹はうみへびを救う時踏み潰された】

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蟹座(巨蟹宮)は6月22日から7月22日生まれの人の誕生日星座で、大蟹カルキノスがうみへびヒドラを救う時、自分がヘラクレスに踏み潰され犠牲になり、空に上がり星座になった勇ましい哀れな大蟹の星座です。

蟹座の光は自分の二の舞の出来事が無いようにという、安全と無事また協調性と平和の象徴です。

①【蟹(かに)座 (巨蟹宮 きょかいきゅう)】概要

蟹(かに)座は6月22日から7月22日生まれの人の誕生日星座で、黄道(こうどう)十二星座の一つで、トレミー48星座の一つです。

蟹座はラテン語で Cancer(キャンサー)といい、英語で the Crab(クラブ)といいます。

蟹座は3月下旬から4月上旬の20時頃、南の空高くに見られ、近くに獅子座と双子座があります。

3.0級より明るい恒星は無く暗い恒星が殆どで、星座の真ん中の薄い白色のM44(プレセぺ星団 Praesepe)は春の代表的な星団としてよく知られています。

プレセペ星団とは、蟹座を蟹の絵として見た場合の蟹の甲羅の部分にある散開星団(多くのまばらな星の集まり)で、数百個もの恒星があり双眼鏡で数十個ほどの恒星が見えます。

プレセぺ星団の見え方には、ラテン式に飼葉桶(かいばおけ)として二匹のロバが桶の中の餌を食べている姿という見え方と、またアメリカ式にミツバチの巣(ビーハイブ beehive)としての見え方とがあります。

巨蟹宮(きょかいきゅう)は黄道十二宮の4番目にあり、獣帯の黄経90度から120度の領域で、対極の星座は山羊座です。

行き詰ったことがあった時など、対極の山羊座が道しるべになります。

蟹座のマークは、蟹の鋏(はさみ)を表しています。

4つのエレメント(四大元素の要素)の地・水・風・火のうち、巨蟹宮は水のエレメントに属し、その同じ水のエレメントの仲間で活動宮が蟹座で、固定宮が蠍(さそり)座で、柔軟宮が魚座です。

活動宮の巨蟹宮(きょかいきゅう)は、物事を始めて発展させる役割があります。

蟹座は水と活動の性質を併せ持つことで、感性が豊かで共感する性質が強い特徴があります。

②【蟹(かに)座 (巨蟹宮 きょかいきゅう)】ギリシャ神話

ギリシャ神話で天を司る大神ゼウスの息子(ゼウスと愛人との間に生まれた息子)である英雄ヘラクレスに踏み潰された大蟹が星座になったと言われています。

ヘラクレスは困難な12の冒険を果たすことをミュナケイの王から課せられていて、その中の一つが九つの頭をもつ怪物のうみへびヒドラの退治でした。

ヘラクレスがうみへびのヒドラを退治しようとした時、ヒドラに力を貸そうと大きな化け物のような蟹カルキノスが姿を見せました。

ヘラクレスがヒドラと戦っているうちヒドラが負けそうになってきたため、大きな化け物のような蟹がヒドラを助けようとして鋏(はさみ)でヘラクレスの足を挟みます。

しかしヘラクレスは、大蟹カルキノスを振り払い踏み潰しました。

これを見ていたゼウスの妻で女神のヘラは、勇ましい大蟹カルキノスを哀れみ空に上げ星座にしました。

女神ヘラは、ヘラクレスは夫ゼウスと愛人との間に生まれた子であったため、ヘラはヘラクレスを憎んでいました。

③【蟹(かに)座 (巨蟹宮 きょかいきゅう)】性格の特徴

蟹座の人は協調性があり、周囲との和を大切にすることを望み、自分の意見と共に人の意見も大切にします。

ギリシャ神話の大蟹カルキノスのように、味方を助けようとして自分が潰されて命を落とすというのはいたたまれないことです。

現実でこのようなことはあってはならないことで、不意な事で命を落とすことの無いようにと天から蟹座が身を持って示しているのだと思います。

このようなことから蟹座は平和の象徴です。

蟹座の有名人には明石家さんまさん・芦田愛菜さん・大竹しのぶさん・大谷翔平さん・柏木由紀さん・カズレーザーさん・草薙剛さん・藤井聡太さん・前田敦子さんをはじめ大勢の方々がいます。

皆大きな存在感のある和気あいあいとした雰囲気の方達です。

自分に跳び抜けた才能がありながらも、周囲との和を大切にし周囲と一体化しているというところは、まさしく協調性の賜物です。

自分だけが突っ走るのではなく周囲に溶け込みながら才能を発揮することが、長く続く秘訣また有名人であれば人気の秘訣なのですね。

人との間の争いごとは気に病むことでエネルギーを使い、そのことでストレスが大きくなると気が滅入って体調まで悪くなります。

そのため平和主義を意識して和やかでありたいと努めることは、元々そういう性質を持ち前の性質として持っていたら、毎日がとても過ごしやすいものです。

蟹座の人には平和主義が備わっていて、周囲の人と和やかに過ごすことにたけています。

蟹座は守護神(ルーラー)が月です。

守護神とは占星術で、黄道十二宮のそれぞれの宮を支配するといわれている惑星のことです。

月は地球(惑星)の周りを回っている衛星であり惑星ではありませんが、蟹座の守護神です。

また太陽星座とは、自分が生まれた時太陽がいた星座で、太陽が一年かけて12星座を一周する時の12星座のことです。

そして太陽星座に対して月星座というのは、自分が生まれた時に月が位置していた星座でムーンサインとも呼ばれ、太陽星座とともに自分の月星座も知っていると運がついてきます。

月星座の大きな力は引力で、宇宙から与えられた自分の内に備わっている力です。

そのため月星座の力はふとした時や危うい時に威力を発揮し、普段は目立った特徴を示しません。

太陽星座の示す向かうべく方向や目標に向かって、内に秘めた月星座の素質をより良く活かせるといいですね。

④【蟹(かに)座 (巨蟹宮 きょかいきゅう)】まとめ

大蟹はせっかく怪物うみへびを助けようとしたのに、あっけなくヘラクレスに踏み潰されてしまい、女神ヘラは見るに耐えられずとても気の毒に思い、大蟹は空に上げられ星座になりました。

蟹座になった勇敢な大蟹は空の上から、世の人々に自分の二の舞を踏むことの無いようにと思いをはせていると思います。

蟹座は世の人々の安全と無事を祈り、人々が協調性を持って高め合いながら平和に過ごすことのシンボルになっています。

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