土星は山羊座の守護惑星また水瓶座の副守護惑星で、人々の努力に見合った運を授けるために常に人々を見守っています。
土星というとまず思い浮かぶのは大きな環です。
環はとても大きく宇宙という雰囲気が溢れていて、土星の外観には楽しさもあり、土星 Saturn(サターン)は農耕の神で生命維持には欠かせないものです。
①【土星は山羊座の守護惑星】概要
土星はラテン語で Saturnus(サトゥルヌス)といい、英語でSaturn(サターン)といいます。
土星は太陽系の8つの惑星のうち太陽から数えて6つめにあり、巨大ガス惑星(水素とヘリウムからできている)でアンモニアの厚い雲があり、自転しているため横縞模様があり色は黄褐色です。
大きさは地球の直径の9倍で密度は地球の8分の1で、質量は地球の95倍であり、体積は地球の約764倍です。
体積の割に密度が少ない為とても軽く、自転周期約10時間30分というスピードで回っています。
地球の最大の風速は時速396kmであるのに対し、土星の風速は時速1800kmという凄さです。
地球の周りを回る衛星は月ただ一つですが、土星の周りを回る衛星は80個以上もあります。
土星の環はとても目立ち、無数の水の氷の細かい粒子がまとまって土星の周りを回っていますが肉眼では見れません。
環の粒子(小さなものはμmで大きな粒子は直径数m)はつくられては壊れています。
表面温度はマイナス185度からマイナス122度です。
環の質量は土星の質量の1億分の5であり、環の幅は27500kmあり環は1億年から1千万年前に6000本以上つくられました。
土星は46億年前に誕生しています。
公転周期は29.5年なので、一年は29.5年になります。
土星は肉眼で見える惑星の中では一番遠くにあり、人類が暮らすために必要な要素が無く人類は土星で暮らすことはできません。
一週間の曜日にまつわる神の特徴をあげておきます。
日曜日(Sun)は太陽で太陽は神の象徴でギリシャ神話ではアポロン(ゼウスと女神レトの子)で、ローマ神話で Sol(ソル)または Apollo(アポロ)と呼ばれ太陽神です。
月曜日(Moon)はギリシャ神話では月の神アルテミスは太陽神アポロンの双子の妹で、ローマ神話での月の女神は Luna(ルナ)といいます。
火星(Mars)はギリシャ神話で戦いの神である軍神アレスで赤く光り、ローマ神話でマルスで戦いの神です。
水星(Mercury)はギリシャ神話で伝達の神ヘルメス、ローマ神話でメルクリウスで伝達・商業・盗賊の神です。
木星(Jupiter)はギリシャ神話の天空を司る大神ゼウス、ローマ神話で主神ユピテルで天空神・全知全能の神です。
金星(Venus)はギリシャ神話で愛と美の女神アフロディテ、ローマ神話でのビーナスです。
土星(Saturn)はギリシャ神話ではゼウスの父のクロノスで農耕の神、ローマ神話でサトゥルヌスで農耕の神です。
②【土星は山羊座の守護惑星】山羊座の守護惑星
山羊座は12月22日から1月19日生まれの人の誕生日星座で、磨羯宮(まかつきゅう)の領域で黄道(こうどう)十二宮の10番目であり、秋の星座で9月下旬に見ることができます。
山羊座はラテン語で Capricom(カプリコーン)といい、射手座と水瓶座の間に位置しています。
土星は誕生日12星座のうちの山羊座の守護惑星です。
土星サターンは農耕の神であり人間は食べ物無くしては生きていけないので、土星サターンの持つ力は大きいものです。
土星サターンの支配下で作物が作られ、人間は命を繋いでいくことができるのです。
山羊座はパンという羊飼いの牧畜の神が、天空の神達が集まってナイル川のほとりで宴会をしている時の怪物ティポンが現れたため逃げた時の姿です。
パンはあわてていて魚に変身し水につかっているしっぽは魚になり、水から出ていた頭は山羊という姿で逃げることになり、それを見て面白がったゼウスが星座にしたといわれています。
山羊座の人は真面目で地道な努力家で、時間や物の無駄遣いが好きではなく、向上心をもち地味で堅実な生活を望みます。
対極の星座は蟹座で足りない部分は蟹座が補ってくれます。
蟹座の人の特徴は平和主義で、周囲の人と和やかに過ごすことにたけています。
土星は山羊座の守護惑星であり、山羊座を守り支配しているので山羊座の人の運は土星が授けてくれるのです。
③【土星は山羊座の守護惑星】水瓶座の副守護惑星
水瓶座は1月20日から2月18日までに生まれた人の誕生日星座です。
水瓶座はラテン語で Aquarius(アクエリアス)といい、水を運ぶ人という意味です。
黄道(こうどう)十二宮の11番目の宝瓶宮(ほうへいきゅう)の領域で、3.0等級以上の恒星が無く4等星と5等星の恒星で成り立つ目立たない星座です。
水瓶座は秋の星座で9月から11月にかけて南南西の空に見られます。
ギリシャ神話でオリンポスの宮殿でゼウスにお酒をつぐ役目をしていたへーべ(青春の女神)がヘラクレスと結婚することになったため、ゼウスにお酒をつぐ者がいなくなってしまいました。
その頃トロイアの国にいるガニメデスという世にも美しい王子が黒鷲(くろわし)に変身したゼウスにさらわれ、オリンポスの山でゼウスにお酒をつぐ役目をすることになりました。
ガニメデスはオリンポス12神に不死の酒ネクタールを注ぎ、ガニメデス自身も年をとることはありませんでした。
ガニメデスが持つ水瓶から流れた水はみなみの魚座の口に入り込んでいます。
みなみの魚座には1.16等級に白く輝くフォーマルハウト(アラビア語で魚の口)という目印になる恒星があり、水瓶座は大きくても見つけにくい星座ですが、みなみの魚座のフォーマルハウトが目印になります。
水瓶座の人の特徴は自分のことは自分でやるという自立心があることで、人に対しても物事に対しても受け身ではなく能動的な性質を強く持っています。
また人は人で自分は自分という個性を大切にします。
対極の星座は獅子座で強く勇ましくゆったりと進むという強さを加えると、より一層強力な未来が切り開けます。
土星は水瓶座の副守護惑星(水瓶座の守護惑星は天王星)で、いつも人々を見守っています。
④【土星は山羊座の守護惑星】まとめ
土星は氷からできている環がとても特徴的で、宇宙を思わせる大きな環を伴った惑星の姿はワクワク感をそそるものです。
環は氷でできているというのも驚きですが、それだけ太陽から遠い所にいるということですね。
守護惑星は誕生日星座を守り支配している惑星で、表向きはひっそりとしていますが誕生日星座をじっと見守り、人々の努力を見届けそれに見合った運を授けてくれます。
大切なことは土星守護惑星を信じて、環を持った土星の楽しい姿に沿うように楽しく沢山の努力をすることです。
これをやると決めた物事は、楽しければ自然と続けられるものです。