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絵馬【神様に祈願して奉納する木でできた小さな板】

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神様

絵馬は神社で神様に祈願の言葉を書いて奉納する、木でできた小さな板です。

思いを込めて絵馬に書いた神様へのお願い事や抱負は、自分の魂に染み渡らせるととてもいいですね。

お願い事を書いた絵馬をどうしても持って帰りたい時は持って帰ることもできます。

①【絵馬 神様に祈願して奉納する木でできた小さな板】神社での絵馬の基本

絵馬は新年に限らず一年中神社で500円から1000円程で買うことができます。

絵馬とは、神社や寺院に祈願する時、または願い事が叶って感謝やお礼の気持ちを伝える時に、神社に奉納する木でできた板です。

奉納とは謹んで神仏に捧げることです。

願い事を書く時は縦書きでも横書きでも書き方に決まりはありませんが、願い事と名前をはっきり書くようにします。

絵が描いてある方が表面で、願い事を書く方は裏面になります。

かつては住所や名前を書くのが一般的でしたが、今は個人情報は見ず知らずの人の目に触れない方がいいという視点から住所は書かないことが一般的です。

名前もイニシャルでも構わなくなっています。

使う筆記用具は油性マジックが良いです。

絵馬を書く予定で神社へ行くのであれば、油性マジックを持参して行った方がいいと思います。

インクが薄くて書きにくいと上手に書けなかったり、次の人がマジックを使う順番を待っていたりすると気を遣ってせわしなくなってしまうからです。

願い事を書いたら、絵馬を掛けるための場所である絵馬掛けや絵馬殿(えまでん)に奉納します。

願い事を書いた面を見せるようにして掛けます。

絵馬は「奉納」なので基本は持ち帰りませんが、手元に置いておきたいという場合でも絵馬は購入したわけでお金を納めてあるので持ち帰ったとしても悪い事とか罰当たりにはなりません。

家に持ち帰った時は神棚や自分より高めの位置の神様に見てもらいやすい所に飾り、下の方に置いて汚れることのないようにしましょう。

一年を過ぎたりまた何年か過ぎた絵馬は、神社の大晦日のお焚き上げに持って行くか地域のどんど焼きに出すようにします。

または神社に返納(古いお守りやお札を返納する場所)します。

間違って家庭ごみと一緒に処分することのないようにします。

②【絵馬 神様に祈願して奉納する木でできた小さな板】絵馬の歴史

絵馬は文字で書くと「絵」と「馬」となります。

古代(大和・飛鳥・奈良・平安の時代)は神馬(じんめ/しんめ)という神聖とされた馬に乗って神様が人間界にやって来るため、神馬(じんめ)は神様の乗る特別な馬とされていました。

神馬(じんめ)とは神様が乗る馬として神社に奉納される馬のことです。

現在、神馬(じんめ)がいる神社は伊勢神宮(三重県伊勢市)を始め全国に十数社あります。

古代は大きな神事においては神馬(じんめ)を献上したといいます。

特に白馬が重宝され、願う事柄によって馬の毛の色は黒毛や赤毛の馬もいました。

豊作を願い白馬は祈晴(きせい)とされ、黒馬は祈雨(きう)とされて奉納されました。

しかし神馬(じんめ)は献上する側も献上される側も大変です。馬は大きな動物だからです。

古代(大和・飛鳥・奈良・平安の時代)に神馬(じんめ)を献上する習わしが土や木で作った馬を奉納する習わしになり、平安時代には馬の絵を奉納する習わしに代わってきました。

そして室町時代に絵馬を奉納するようになり、江戸時代に日常の風習として民衆に広まりました。

描かれる絵は馬に限らず干支やだるまや花等、他の様々なものに代わりました。

今では人気キャラクターの絵も登場していて、可愛さ満点の絵馬も多く見とれてしまう程です。

絵馬の形も神馬舎の名残の屋根型の一般にみられる絵馬の形以外に、長方形や丸型や動物の形やキャラクター型など様々です。

③【絵馬 神様に祈願して奉納する木でできた小さな板】願い事

願い事は日々変わっていくものです。願い事は深刻に考えるというよりは毎日微妙に変化していくので、ふと口をついて出てくる願い事がその時に念頭にある事柄で、一番大切な願い事だと思います。

そして願い事は漠然とした願い事でも、具体的な願い事でも、心から願っていることが大切です。

漠然とした願い事よりも具体的な願い事の方が分かりやすいですが、その時に応じて自分が満足するように願い事を書ければいいのです。

神社には御祭神の神様がいらっしゃるので、その御祭神の神様に対して祈願や感謝・お礼をします。

そしてその神様の御霊が宿る御神体を意識します。

いつも見守ってくれている天照大神(アマテラスオオミカミ)へは感謝の気持ちでいっぱいです。

私は太陽の女神である日本の最高神・皇祖神の天照大神を知ってから、日の光がつまり天照大神と思うようになりました。

そして急に目の前がそれまでより明るくなりました。こんなことがあるのですね。

昼間は天照大神に明るく照らされ、曇っていても明るく普通に生活できます。

そして夜の月も太陽の光の反射なので、絶えず天照大神に見守られている、また天照大神は全てを見ているということを知りました。

夜の電気の光も突き詰めて考えると天照大神のお陰、つまりは天照大神のお陰で昼間の日の光に代わり夜は電気の光になって明るく照らしてくれているのです。

太陽イコール天照大神と思うととても心強いですが、逆にあなどれない怖さもあります。

アマテラスという名前からも、とてつもないスケールの大きさと畏れ多さと厳しさを感じます。

④【絵馬 神様に祈願して奉納する木でできた小さな板】まとめ

絵馬は唯一神社の中での人々が作り出した、個人がそこに居るという形に思えます。おみくじは木に結ぶと沢山の中でどれが自分のおみくじか分からず紛れてしまいますが、絵馬は自分の絵馬の存在がはっきりしています。

おみくじ共々、絵馬は神様のそばで神様に見守られているというものです。

絵馬が沢山掛けられている絵馬掛けは見た目もパワフルです。

願い事の書かれた沢山の絵馬を見ると神社の中でのはつらつとした場所に見え、皆目標に向かって頑張っているんだなと強く思え、掛けられている沢山の絵馬からエネルギーが出ているかのようです。

馬の絵が描かれている絵馬は午年の年の絵馬くらいになってしまいましたが、これも時代の流れですね。

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