東大寺大仏 大仏殿の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)

お釈迦様

東大寺大仏の正式名称は毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)といい、華厳経(けごんきょう)の御本尊として東大寺の御本尊です。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)はこの世を照らす太陽の意味で、万物を救済する仏様として釈迦如来と同一とされています。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は聖武天皇の命で国家安泰の願いが込められて創建され、9年の年月をかけ延べ200万人を動員し752年に完成しています。

①【東大寺の大仏 大仏殿の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい】毘盧舎那(びるしゃな)とは

日本国内には奈良の東大寺(奈良県奈良市)の大仏をはじめとする幾つかの大仏があります。

全国の大仏仲間は、

高徳院(こうとくいん 神奈川県鎌倉市長谷 はせ)の鎌倉大仏(銅製 阿弥陀如来坐像)

正法寺(しょうほうじ 岐阜県岐阜市)の岐阜大仏(木心乾漆造/もくしんかんしつづくり 釈迦如来像)

大佛寺(だいぶつじ 富山県高岡市)の高岡大仏(銅製 阿弥陀如来坐像)

牛久(うしく)大仏(茨城県牛久市 青銅製 牛久阿弥陀大仏 高さ120mで世界最大)

1987年(昭和62年)に建てられた、大師山清大寺(だいしざんせいだいじ/福井県勝山市)の越前大仏(銅製 毘盧舎那如来 )、などです。

東大寺の金堂にある大仏は銅製で正式名称を毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)といい、華厳経(けごんきょう)の御本尊として東大寺の御本尊であり国宝に指定されています。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は華厳経(けごんきょう)において、釈迦如来と同一とされ、万物を救済する仏様とされています。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は盧舎那仏(るしゃなぶつ)ともいい坐像です。

743年に聖武天皇の命により創建が開始され完成までに9年の年月をかけ、752年に開眼供養祭(魂入れの儀式)が行われました。

当初の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は顔が今よりも面長で、全体の大きさも現在の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)より一回りも大きく、黄金色に輝いていたといいます。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は聖武天皇が、国家安泰の願いを込め造設されたものです。

鎌倉時代の1180年と室町時代の1567年に焼失したため補正され、江戸時代に大部分が補修され現在にいたっています。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)の大きさは座高が約15m(14.98m)、顔の幅が3.2m、掌(てのひら)の長さが2.56mです。

人間が住んでいる世界は、毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)が太陽として照らす宇宙のうちの一部分なのです。

華厳経は正式名称を「大方広仏華厳経(だいほうこうぶつけごんきょう)といい「大方広仏(だいほうこうぶつ)」という尊大で無限の大乗仏教の仏典で説かれたお経です。

大乗仏教は紀元前後から始まった、誰もかれも皆で幸せになりましょうという思想です。

毘盧舎那(びるしゃな)とはサンスクリット語(古代インド語)でヴァイローチャナといい、太陽に由来するものという意味で、ヴァイローチャナの音写で毘盧舎那(びるしゃな)となります。

東大寺南大門は東大寺の正門で、国宝に指定されています。

奈良時代に創建されましたが天災や焼失のためになくなり、現在の南大門は鎌倉時代に再建されたものです。

東大寺大仏殿は世界的な巨大建築物です。

大仏殿は幅50m、奥行き50.5m、高さ46.4mという大きさで、東大寺の本尊である毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)を安置しています。

②【東大寺の大仏 大仏殿の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい】特徴

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)のお姿の特徴の一つ一つに意味があります。

螺髪(らほつ):髪型は螺髪(らほつ)という、パンチパーマのような細かいパーマのような頭です。

螺髪(らほつ)は全部で966個あり、頭に付けるのに3年もの年月を要したといいます。

肉髻(にっけい):頭の上にある盛り上がりのようなものを肉髻(にっけい)といい、肉髻(にっけい)は髪の毛を膨らませているのではなく、悟りを開いた人の頭の形の象徴として頭の形が二段になっています。

螺髪(らほつ)と肉髻(にっけい)はお釈迦様に智慧(ちえ)がたくさん詰まっていることを表しています。

肉髻珠(にっけいしゅ):肉髻(にっけい)の前面の根元に付いている朱色の部分で、お釈迦様の智慧(ちえ)の光を表している珠(たま)です。

白毫(びゃくごう):毫(ごう)とは少し、わずか、という意味です。

額の真ん中にある白く丸まったわずかな毛のことで、光でこの世を照らしています。

三道(さんどう):首にある三段の横向きの皺(しわ)で、ふくよか感を表したものです。

「仏相(ぶっそう)の三十二相(お釈迦様が身体に具えている32の特徴)」には含まれていませんが、仏相の大きな特徴の一つになっています。

衲衣(のうえ):衲(のう)は衣(ころも)という意味です。服装は質素で体に袈裟(けさ)を一枚まとっていて、お釈迦様が修行中に着ていた粗末な袈裟(けさ)を衲衣(のうえ)といいます。

袈裟(けさ)とはインドで仏教の修行者と他の宗教の修行者を区別するために用いられた僧侶が身に着ける布状の衣装のことです。

袈裟(けさ)はもともと赤褐色であったことから古代インド語で赤褐色のこととしてカーシャーヤと呼び、カーシャーヤの音写として袈裟(けさ)となりました。

施無畏印(せむいいん):右手を前に出し上に曲げて手のひらを上向きで外側に向けた印相(いんそう)のことで、人々に対し畏(おそ)れなくていいという人々を安心させる意味があります。

中指を少し前に出し、人々に与える安心感をより強めています。

読願印(よがんいん):左手を下げ左膝の上で左の手のひらを上向きにした印相(いんそう)のことで、人々の願いを聞き叶えるという意味があります。

二重円相光(にじゅうえんそうこう):頭から光を出す頭光(ずこう)と体から光を出す身光(しんこう)を合わせた光背(こうはい)のことです。

化物(けぶつ):毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)の背後の光背(こうはい)には何体もの如来がいて説法をしています。

蓮華座(れんげざ):毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)が座っている蓮華は千枚の蓮の花びらでできていて、一枚の花びらは百億の国を表し、一つの国に一人のお釈迦様が存在していると言われています。

③【東大寺の大仏 大仏殿の毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい】まとめ

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)を造るために動員された人の人数は延べ人数で200万人にのぼるといわれ、日本中から人々が動員され国家的な大作業だったといいます。

毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は大変な人数の人々が9年もの年月をかけて造った、人々の苦労の結晶です。

大仏は大きな仏という意味でその実物の大きさと同じように、大仏としての大きな存在感があります。

東大寺の大仏、毘盧舎那如来(びるしゃなにょらい)は仏教界での日本の傘のような存在です。

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